芸能人は歯が命。
日本国民でテレビを見ている方の多くが、聞いたことがあるフレーズだと思います。
それだけ歯は人間にとって、とても重要なものとされています。
さいきん、加齢もしくは不りょの事故によって抜け落ちてしまった「歯」を補う方法として、入れ歯や差し歯の次の一手としてインプラントが注目されています。
「黄ばみなく真っ白いキレイな歯」を実現できるインプラントですが、保険がきかないので高額である上に、「ほんとうに安全なのかな?」と思っている方も多いのではないでしょうか?
そんな方の不安を払拭すべく、今回はインプラント治療の特徴や流れ、副作用や起こってしまったときの対処法などを徹底解説していきます。
この記事は以下の方の参考になります。
- インプラント治療の特徴を知りたい方
- インプラント治療の流れを知りたい方
- インプラント治療の副作用を知りたい方
インプラント治療の不安を払拭していきます!
インプラント治療の詳細

はじめに、インプラント治療の特徴や流れについて説明していきます。
インプラント治療の特徴
インプラント治療とは、失ってしまった、もしくは入れ替えたい歯の部分に、人工的に作られた歯を埋め込む治療をさします。
従来ですと、部分入れ歯(義歯)やブリッジが主流でしたが、第3の治療法としてインプラントが注目されています。
テレビCM、駅前ビルの看板などでも「インプラント」という単語を目にする機会が増えてきました。
しかし、まだまだ普及していないのが現状です。
日本の普及率は3.2%と低い水準であり、30人に1人しか治療を受けた経験がない。
※厚生労働省「歯科疾患実態調査(2022)」より引用。
インプラントの構成要素としては以下の通りです。
- 人工歯:レジンやセラミックがメイン素材
- アバットメント:チタン素材
- インプラント体:チタン素材
治療を受ける年齢としては、骨の成長が止まるくらいの年齢である20歳前後がよいとされており、麻酔をしながら手術を受ける必要があります。
完全に意識を失う全身麻酔はほとんど使用されず、局所麻酔、吸入麻酔、静脈内鎮静法のどれかとなります。
インプラント治療を選択するにあたり、しっかり下調べして自分にあって納得できる病院を探すのが重要です。
インプラントのメリット
インプラント治療のメリットとしては、入れ歯や差し歯では味わうコトのできない噛み応えを味わうことができます。
抜けた歯を隠すように遠慮がちだった笑顔に自信が戻ったり、入れ歯のように取り外して洗浄するといったメンテナンスから解放されたりすることが挙げられます。
インプラントのデメリット
インプラント治療のデメリットとしては、なんといっても治療費が高いことです。
インプラント治療は、保険適応外なのですべて自費負担となり、1本あたりの費用の相場がだいたい30~40万円と高額となります。
それゆえ気軽に受けられる治療ではなく、保険がきくブリッジや部分入れ歯を選択する方が多い傾向にあります。
また、定期的なメンテナンスのために通院が必要であったり、持病によって手術を受けられなかったりと、手術にリスクがある点が挙げられます。
インプラント治療の流れ
歯科医院によって順序は異なると思いますが、だいたいの流れは以下の通りです。
- 相談・カウンセリング
- 検査(口腔内検査、CT検査、血液・心電図検査など)
- インプラント埋め込み(一次手術)
- 術後待機
- アバットメント連結手術
- 型取り・噛み合わせチェック
- 完成
- メンテナンス・定期検査
①相談・カウンセリング
インプラントの概要やメリット・デメリット、不安な点や気になる点、今後の治療の流れなどの説明を受けます。
インプラント治療は高額であり、手術にはリスクがともなうため、内容をしっかり理解した上で、治療を受ける必要があります。
➁検査(口腔内検査、CT検査、血液・心電図検査など)
治療する歯やかみ合わせ、歯周病の有無など、必要に応じて治療を行います。
CT検査により、インプラント体を埋め込むのに必要な骨の量が不足しているか判断し、不足している場合は骨移植を行う場合があります。
血液・心電図検査を行い、手術ができる状態であるか判断します。
糖尿病で血糖コントロール不良であったり、妊婦であったり、ヘビースモーカーであったりする場合は、治療を受けることができない可能性があります。
③インプラント埋め込み(一次手術)
大まかな流れとしては以下の通りです。
- 麻酔をかける
- 粘膜骨膜を切開する
- ドリルで骨に穴をあける
- インプラント体を埋める
- 切開したところを縫合する
④術後待機
骨とインプラントの結合を待つ期間となります。
腫れは2~3日がピークでじょじょに収まっていき、縫合した糸は7~10日程度で抜糸します。
⑤アバットメント連結手術
大まかな流れとしては以下の通りです。
- 笑気吸入麻酔もしくは局所麻酔をかける
- 粘膜骨膜を切開し、カバースクリュー上の粘膜を円形状に切除する。
- カバースクリューを切除。
- インプラント体上部の周囲骨を調整する。
- 仮のアバットメントを連結後、切開したところを縫合する。
⑥型取り・噛み合わせチェック
仮の型取りを行い、かみ合わせに不具合がないかをチェックします。
不具合がある場合は調整し、再度型取りを行って微調整していきます。
⑦完成
仮の型取りで問題がなければ、最終的に使用する人工歯を作り、かみ合わせを確認します。
⑧メンテナンス・定期検査
定期的に治療したインプラントの状態や汚れをチェックしてもらい、ふだん取り切れていない汚れを取ってもらい、口腔内を清潔に保ちます。
インプラント治療はひとによって期間が異なり、上あごで5か月程度、下あごで3か月前後と言われています。
手術自体は1~2日程度で終わりますが、埋め込んだインプラント体と顎の骨がくっつくまでに個人差があり、このようなざっくりとした期間となっています。
個人差によって期間が変わるのは驚きでした!
インプラント治療の拒絶反応

この反応は、インプラントの材料として使われるチタンや微量に含まれる金属成分に対して免疫・防御反応である金属アレルギーが発生することで起こります
症状としては以下のようなものが挙げられます。
- 口が開けづらい
- 平衡感覚がなくふらふらする
- 全身倦怠感や鼻水などの風邪症状
- 手術後の患部が腫れる
放置するとインプラントが抜け落ちる危険があるため、違和感を覚えたらすぐにに歯科医院を受診することが大切です。
金属アレルギーのリスクを軽減するための選択肢として、ジルコニアというフリーの金属の素材がオススメです。
ジルコニアは生体適合性が高く、金属アレルギーの心配が少ないうえに、審美性や強度にも優れています。
拒絶反応が起こってしまった場合
拒絶反応が起きた場合、痛み止めや抗生物質、消炎剤を使用することが一般的です。
症状が長くなる場合には免疫抑制剤を使うこともありますが、最悪の場合はインプラントの抜去が必要になります。
また、歯茎の腫れが生じた場合には、医師から処方された薬を正しく服用し、口腔内を清潔に守ることが重要です。
それでも改善が見られない場合には、早めに医師に相談しましょう。
まとめ
今回はインプラント治療の不安を払拭!拒絶反応と対処法を詳しく解説というテーマで、インプラント治療の特徴や流れ、拒絶反応や対処法について紹介しました。
副作用が気になってしまいがちなインプラント治療ですが、現在では成功率9割という「安全な治療」として確立されています。
また、金属アレルギーの方でも安心してインプラント治療ができる素材も発売されるなど、どんどん進歩しています。
たしかにインプラント治療は高額ではありますが、一度抜け落ちてしまった歯を再生することでかみ合わせがよくなり、「自分の歯で食べる喜び」を感じることができる上に、入れ歯や差し歯のように外して洗浄する手間もありません。
インプラント治療に迷われている方はこれを機に、治療を検討してみるのはいかがでしょうか?